これぞ「ザ・縦割り」!不登校親子、相談機関に振り回される
最近、公の相談機関とお話をすることが続きました。
まず、区の子育て支援センターの相談窓口の方と、心理士さん。
長男の生活リズムの乱れについて、改善のための施設があるのでその利用を含めた相談をしてみたらいいのでは、というアドバイスを病院などから頂いていたので電話連絡したところ、訪問してくれることになりました。
夜に時間を作って会ってみたものの、話の内容はセンターのインフォメーションが書かれたパンフレットについて。
そして「都」の運営だというその施設についてのインフォメーションが書かれた都のホームページのプリントアウトしたものを頂きました。
それ、私も自分で調べましたよ、っていう程度のお話でした。
長男本人は顔を合わせることは一切なく別部屋でひきこもり。
顔が見たいのでまた来ます、ということで帰られました。
本人がその施設利用を同意しないと利用申請自体ができない、ということなので、どうやってそこまでのモチベーションを持っていくようにしたらいいの?というような相談をしたかったので、電話でもそう伝えたのですが、そこには一切触れてもらえませんでした。
で、そのことを含めて、その後は区の教育委員会の教育相談窓口の担当者と面談。
こちらは1年以上面談をしているので、最もこれまでの経緯を知ってくれている方です。
で、子育て支援センターの回答を要約してもらうと、
「区では都の施設への関与はしないので、都の窓口に直接聞いてください」
ということでしょう、と。
同じ区でも厚労省系の子育て支援センターや、ましてや都の機関の情報はほとんど入ってこないんです、すいません、と言われました。
結局、年度も後半なので会社の休暇との兼ね合いもあり、都の機関へは相談を入れられていません。
橋下さーん、都区制度にしても結局これですよー。(涙)
私は仕事柄厚労省と企業の二重の統治下にある状態なので、ここでやっと理解しました。
現代でも縦割り行政、というのは全く解消していません。
子育てに関しての悩みなんて分布円の交わった部分のように線引きできないのが当たり前。
せめて事前に受け付ける側で
「学校生活に関する悩みはこちら」
「家庭内に関する悩みはこちら」
「これは都の児相傘下の施設です」
「これは区の保健所傘下の施設です」
「これは区の教育委員会傘下の施設です」
等々、できるだけフレームを分けてわかりやすく提示しておいてくれればいいのに、実際ホームページや子育てハンドブックなどを見ると
「子どもの困った行動や、子育てに関するお悩みはこちら」
とだけ、全部に同じようなことが書いてあるんですよね。
子どものことで悩む上に、どこに相談したらいいかでさらに悩む親・・・。
たらい回しが嫌なら、こっちで的確に忖度しろってか。
そんなことまで考えが廻らないほど困ってる親ほど、支援が必要なんですけどね。
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