不登校小学生のカーチャン奮闘記~悩まず、焦らず、落ち込まず、人生楽しんでる記録~

こどもの発達障害や不登校にまつわる思いや情報共有を中心に、仕事に趣味に、悩みに縛られない日々を楽しむ私を切り取っていきます。

先生というお仕事には、どうか公務員としてのルールを超えた権限を渡してあげてほしい

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さて、2日間にわたって書いてきた、公立学校の新年度におけるクラス替えや異動についての記事です。

  

opami-newtype.hatenablog.com

 

 opami-newtype.hatenablog.com

 

たくさんのいいね!もいただきまして、ありがとうございます。

その中で、Facebookにて教育関係者の方から

  

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というご意見をいただきました。

(ご本名なので 、塗りつぶしました)

 

なんとなくですが、学校の先生に向けた批判として受け止められてしまったかもー?と思うと、まだまだ文章力のなさに反省する限りです。

 

昨日も提出書類を渡すために学校に行きましたが、ここでも衝撃の事実が。

支援級の主幹として長男を担当してくれた先生含めて二人体制だった学校の管理職の先生が、二人同時に異動されていました。

このため、長男の件について事実そのものは引き継がれていましたが、前年度の細かい支援の経緯などが全て吹っ飛んでいて、しばらく保健室登校だったことも伝わっていなかったし、主幹教諭判断で毎朝の欠席の電話が省略してもらえていたこともリセットされて「ルールなので毎朝連絡をください」ということになりました。

担当の主幹教諭も、もう一人の管理職の先生も、毎日の「すみません行きません」という電話を入れることの精神的負担を考慮してくださいました。

それも不登校開始後、色々な話し合いを進める中でなんとか私が先生の信頼を高めるために苦心してきたことを見てくださっていたからでした。

 

当然、この積み重ねのない新任の管理職にとってみたら、単なる例外を訴えるモンペ扱いになるでしょう。しくしく。

 

AIとは代替しないという小学校の先生を、日本が「まるで洗剤」扱いしてる疑い - 不登校小学生のカーチャン奮闘記~悩まず、焦らず、落ち込まず、人生楽しんでる記録~

お前の文章、ほんと面白いな。今は「雑務」を先生が引受すぎているんだよな、だからAIとかで負担する。そして、メンタル面でのアプローチを強化する。相手が変わるって、癒着していた神経を剥がすくらい悲惨だよな

2018/04/10 17:57

b.hatena.ne.jp

 

こちら、昨日のはてブでいただいたコメントです。

哀愁dogさん、いつも読んでいただいて感謝です。

「癒着していた神経を剥がすくらい悲惨」

まさにその通りの出来事に遭遇しています。

 

スティーブン.R.コヴィー博士の大ベストセラー7つの習慣で提示されている言葉に、相手との人間関係の度合いについて言及した「信頼残高」というものがあります。

まさに私が仕事で扱っている公的会計が年度をまたぐと残高ゼロからのスタートになるように、信頼残高も強制的にゼロになるのです。

 

(参考までに)公的会計の悲惨なゼロスタートの記事がこちらです。

 

opami-newtype.hatenablog.com

 

 

先生は被害者

 

守秘義務。そして法律。

これがご老公の印籠的な効力を持つことはよく理解しています。

何を隠そう隠しませんが、私も公法人という名のもと、医療レセプトとマイナンバーの入ったPCを管理する厚労省の民間出先機関の職員ですので。

この守秘義務の効力の及ぶ法律の中で動く人が、いくら情にほだされても違反するわけにいかないのです。

 

でも本当に現場の先生は、例えば不登校だとか生活指導中の教え子がなんとなく打ち解けてきたかも?という感触がある中で異動を告げられて、別れも言えずに離れることになってしまったとしても

守秘義務からしゃーないじゃんー」

と割り切っているんでしょうか?私には、とてもそうとは思えないのです。

(人によるとは思いますが)

 

なら問題は、その法律そのものだと思いませんか?

 

通常の企業なら、一連の業務遂行中に担当者が替われば内部の引き継ぎは当然ながら、もし社外の人が関わっていたらその関係者に事情説明と新任の挨拶が事前にされるのが通常です。

異動については年度が改まってからでないと通知ができないのはわかります。

だったら、なぜ4/1ではなく始業式で発表するまでが守秘義務の及ぶ範囲なんでしょうか?

 

始業式より前に発表するとモンペが発生するから?

 

有無を言わせないという目的があるなら、ガチのモンペは始業式前だろうが後だろうが文句言ってきます、多分。

  

小学校の教員はAIに代替されない仕事って言われてるんだから!

 

 今後10~20年の間に消える仕事・残る仕事(エコノーツ)

eco-notes.com

 

英オックスフォード大学でAI(人工知能)などの研究を行うマイケル・A・オズボーン准教授の論文「雇用の未来」よると、「教員」は消えるのに、「小学校教員」は消えない、と書かれているのです。

高等教育の教員がほとんど知識を教えることに特化しているのに対して、小学校の教員は生活指導や保護者とのかかわりが密になる要素が多く、この部分において人間同士のやりとりが必要とされると考えられているようです。

これは海外の論文なので言及されていませんが、恐らく日本なら「支援学校・学級の教員」も当然それにあたるでしょう。

 

その部分こそ、「原則1年更新で考えちゃダメな部分」じゃない?

 

外側から公務員さんの動きを見ていると、だいたい3年くらいで異動をしている様子

 

しがらみや癒着、不適切な情報の保持の原因とならないように、一定期間以上同じ職務に就くことを禁じているという背景があると伺っています。

確かにそれも事実だと思いますよ。

 

でも、教員というお仕事が他人の心と触れ合う仕事、しかも子どものメンタル形成に大きな影響を与えていると考えると、通常のお役所にいる公務員さんと同一線上に考える方が違うんじゃない?と思ってしまうのです。

 

多分同じような論理で公営の療育施設だとか相談センターなども展開してる気がしますが、そちらについても同じように思います。

 

信頼が仕事のベースにあるような職務については、期間による強制リセットは極力避けてほしいなと思う次第です。

「それこそが癒着だ」と言われてしまうと、まあアレですけど。

 

 

以上、先生からしたらおせっかいな内容かもしれませんが、ユーザー目線での学校の新年度についてでしたー。

 

 

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