ついに「ゲーム病」がリアル病名に?!でもウイルスのせいじゃないよ
「ゲーム障害」が正式な病名になりそうです。
WHO ゲーム依存症を疾患に | 2018/6/19(火) 6:50 - Yahoo!ニュース
来年5月のWHO総会で正式承認される予定の疾病(病気)診断基準に、ゲーム障害という分類が新たに盛り込まれたことが公表されました。
特撮クラスタはこのニュースを聞いたら
まあこれが真っ先に思いつきますよね。
むしろこの動きがあったところからの『エグゼイド』構想かもしれませんが。
ICD-11ってなに?
ICDと呼ばれる診断基準については、こちらの説明がわかりやすいです。
ゲーム障害とは別ですが、これを見て初めて睡眠障害が大分類に格上げされることを知りました。
昨年『睡眠負債』という言葉が注目された件も、このことに影響されていたのかもしれませんね。
上記のサイトでは大分類格上げを『メジャー昇格』と書かれていますが、確かに大分類ってJ1だとかA代表だとか1号ライダーだとか、そういうイメージです。(語彙力)
今回改定されるICD-11では、精神科領域について大きく変化がある、ということは、この分野についての研究や医療サービスについて、今まで以上に踏み込んだ展開が予想されることになります。
昔は「ゲーム脳」という言葉がありました
これがトンデモ論かどうか、という議論はずっとされてきました。
最近こちらの本を読んだのですが、
心と体を蝕む「ネット依存」から子どもたちをどう守るのか (MINERVA Excellent Series 1 心理NOW!)
- 作者: 樋口進
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2017/11/30
- メディア: 単行本
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ゲーム依存症患者の脳がアルコール依存症と同様の前頭葉収縮を起こしているという画像が掲載されていました。
体内にパラドくん飼ってるくらいならどんなによかったか。
こういった研究が進んだ結果、ゲーム依存症が今までより病気の概念に近づいたと判断されて、今回の診断基準化に至ったと思われます。
でもなお、
「解明しきれないものを病気扱いする」
「WHOの存在意義を無理矢理作り出している」
「医療と製薬業界の儲け口開拓」
などとも批判する声(ネットの中なので、その声の多くは「自分が該当者になってしまう!」と思っている人々かもしれませんが)もあり、まだまだ世の中は揉めるだろうなあ。
ゲーム以外のインターネットサイト、SNS、YouTubeなどが対象の症例については「その他の嗜癖行動による障害」とされるようです。
ゲームをのように明らかな消費行動と違って、SNSやYouTube、ネットそのものについては、観ることについても知識の獲得など価値のあるコンテンツもあったり、書き込むことが多くてもそれを病態と扱うかという議論の余地が残るので、全てをまとめて『ネット依存障害』ということにはしづらいのだろうと、個人的には考えてます。