不登校小学生のカーチャン奮闘記~悩まず、焦らず、落ち込まず、人生楽しんでる記録~

こどもの発達障害や不登校にまつわる思いや情報共有を中心に、仕事に趣味に、悩みに縛られない日々を楽しむ私を切り取っていきます。

東京人は冷たいってホント?:発達障害からみた地域格差

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前回の記事はこちら。


☆ヤンキーのコミュニケーション「いじり」が苦手な長男
☆パニックを起こした長男の落とし前をヤンキールールでつけさせられる親(私)
☆学校はそんな雰囲気に介入もしない、むしろ親を馬鹿にして上から目線で対応
 
さて、その環境に絶望して不登校になった長男。
そしてそれを「親が責任もって引きずって連れてきなさい」と学校の教頭自らに言い渡され、諦めて転校を決めた私。
こうして私の実家がある東京のB区へと引っ越しました。
 
さて、よく「東京の人は冷たい」と、地方から東京に出てきた人は言いますが、本当にそうなのでしょうか?  

 

東京都B区基本情報:一部を除きお世辞にもセレブ地区ではありませんが、外国人と地方出身者だらけ。

 
B区は都内の繁華街が中心地です。
私が子供の頃にいた学区には中華系のファミリーは住んでいたし、クラスメイトにも開業医の子、商店街のお店屋さんの子、職人さんの子、マンションに引っ越してきた子、路地裏のバーのママの子、などなど、とにかく出自が多様です。
親同士の中ではそれぞれ思うところがあったかもしれませんが、それぞれの母数が少ないので、各アイデンティティの集団が大したマジョリティにはなりえないのです。
 
長男の居場所としてB区に戻ってくると、その多様性はさらに増している気がしました。
 
まず外国人ファミリーは多国籍になっていました。
次男の保育園のクラスも少人数の中に日本人2:中国人1:インド人1という構成です。既に次男は中国やインドについてはとても興味を持って話をしています。
 
地主さんの土地売却はこの地域でも進んでいますが、土地単価が高いせいか祖父母の家の近所だから選ぶというわけではなく、賃貸マンションからの住み替えや全く別の地域からの流入の人が多いようです。
 
私の同級生たちは、女性はほとんど結婚や独立などで別の地域に住んでいます。
親の代から受け継いだ商店の男性が、今でも住んでいる程度です。どうやら長男の同学年にはいないので残念ですが。 
 
 
というわけで、流動性多様性に富んだこの地区は、ちょっとやそっとの違いを排除したりなどしません。
外国人の保護者を見ていると、日本人だったらついつい「先生の言う通り」にしてしまうような学校のルールについても、
「うちはこれはできません」
とか、
「何故そうしなければならないんですか?」
と突っ込んで確認しています。
日本人の親から見たら圧倒されますが、彼らの中では当たり前のことをしているだけでしょう。
先生たちも彼らの理解を得られるように一生懸命説明を返しています。 
これが多様性のほうに合わせなければならない、という事実の表れだと思います。
 
では、次回はこのB区で長男の生活がどうなったかについてお話しします。