本嫌いすぎてマンガが読めなかった長男、『七つの大罪』を楽しむ
私が昔あほみたいにマンガを持っていたにもかかわらず、現在の我が家にはほとんどマンガがありません。
子どもに読ませたくないという方針でもありません。何しろ自分が好きでしたし。
田舎暮らしでフルタイム勤務だったので、子どもを連れて気軽に本屋に立ち寄るということができなかったせいもありますが・・・
長男がマンガを読もうとしなかった
子ども雑誌を買うのも躊躇がなかったため、これまで付録DVD欲しさに『てれびくん』を買ったりしてきましたが、長男は誌面に一切興味なし。
シンプルな4コママンガも掲載されていますが、全く読んでいる素振りはありませんでした。
その後も子どもの王道『ドラえもん』の傑作選をわざわざ買って手に取りやすいところに置いてみましたが、こちらも手を付けようとしませんでした。
長男からは
「字を読むのがめんどくさい」
という言葉が返ってくるだけでした。
やっぱり動画のせいなのか?
大人の世界でも結局流行のSNSがインスタグラムやTik Tokのような画像や動画メインのものになっていったように、子どもたちも自力で絵や字を追って自分で行間を想像するものよりアニメやYouTubeのほうが圧倒的にラクなんでしょう。
私たちもアニメは見ていました。
で、それが面白いならマンガも読んでみようって、映像をきっかけにマンガを手にするんですよね。
でも何故か長男にはそれがない。
あまりに映像のコンテンツが多いので、同じコンテンツでメディアの種類を広げるのではなく、同じメディアで別のコンテンツを見つける方がより気楽に楽しめるからかもしれません。
身近な大人の言葉が原因になっているかも
長男の場合、以前にいた学校の担任が、読書マラソンのために図書室での本の借り方を指導した時に
「図鑑やマンガは不可」
と言ったそうです。
じゃあなんのために学校の図書室に図鑑やマンガ置いてるんだよと言いたくなりますが、そういう方針の先生というのは少なからずいるのだと思います。
親の私がマンガ推奨してるんだからほっとけ、と思うのですが、変なところで先生のいうことは聞かなきゃという気持ちが発生したのかもしれません。余計なことを。
そもそも絵本も苦手だった長男
現在、次男や末っ子は家の中でそんなにたくさんあるわけでもない絵本を
「よんでー」
ととっかえひっかえ持ってきて、寝る前の読み聞かせをしています。
長男はこれがありませんでした。
自分から絵本を持ってくることもしませんでしたし、読み聞かせも好きじゃないらしく、落ち着きなく動いていたり、絵本をフルスピードでめくっていったりしていました。
気質的に本を読むことそものが退屈だったのでしょう。
というわけで、しばらくの間諦めました。
無理矢理読ませてもますます本嫌いになるだけです。
いずれ何かをきっかけにマンガくらいは読めるようになると人生の楽しみが増えるだろうなと思いながら。
そして先月。
たまたま某地球外生命体さん(先日、日曜日に消滅済み、チャオ。)の映画販促インタビューが少年マガジンに掲載されたという情報を手に入れたので買ってきました。
何かもう私特撮でしか購買意欲が湧かない人みたいじゃん・・・。
実は長男、つい最近『七つの大罪』を動画でたまたま見つけてハマっていたのです。
もしかしたら・・・と思って、マガジンの誌面を見せると、七つの大罪だけは読んで
「おもしろかった!」
とニコニコしていました。
たまたまこのときの誌面が番外編だったことも幸いだったかもしれません。
話の途中ではないし、コマの作り込みもシンプルで読みやすかったのだと思います。
七つの大罪かあ。
私もこの題材は大好物なので読んでみたいけど、もう33巻も出ちゃってるんだよなあ。
大人買いすると痛いから、すこーしずつ本棚に増やしていこうかな。
これからの時代情報を得るメディアは動画や音声中心になるでしょう。
とはいえ、活字やマンガの絵が全く読めないのは学びや仕事があれこれ以前に楽しみの選択肢を狭めることにもなります。
まずは長男が本やマンガは楽しいものだと思えるように、少しずつその練習をしていければいいなと思います。