不登校小学生のカーチャン奮闘記~悩まず、焦らず、落ち込まず、人生楽しんでる記録~

こどもの発達障害や不登校にまつわる思いや情報共有を中心に、仕事に趣味に、悩みに縛られない日々を楽しむ私を切り取っていきます。

自閉症傾向の本人視点を学んでみました

長男は最近通院を始めました

 

大人になってからならともかく、小学4年の今はどこかに行くにしても親の同伴が必要なことも多く、学校に行くにしろ行かないにしろ、私が全面的に彼の起床時間に合わせて動くのは無理!と常々言い続けていましたが、やっと本人も受け入れることができたらしく、生活リズムを整えるための通院に同意してくれました。

 

以前は児童精神科を掲げる病院は都内でもかなり少なくて、どこに初診の電話を入れても数か月待ちだったり、予約日の朝からチケットぴあみたいにリダイヤルしまくってやっと初診の予約を勝ち取るみたいな状況でした。

入院施設のあるような大病院の児童精神科も同様でしたが、今回の診療報酬改定に合わせて大病院の初診に制限がかかり、

「診療所レベルの児童精神科に行けなくて大病院に行くしかないのに、国の都合で制限かけてんじゃねーよ」

とは、予約を取ったことがある方なら誰でも思う不満だと思います。

 

実は長男はその大病院で受診をしていたのですが、再診期間を過ぎてしまったために、初診扱いとなってしまうと言われ、こちらに通いなおすのを断念しました。

今回長男が初診を受けた診療所は、大病院の勤務医だった先生がそのすぐ近所に開業した診療所で、当然大病院が適当だと思われる事案が発生したら即紹介状を書いて連携してくれるという医院です。

 

実は地方でも入院施設のある精神科医院の近所に精神科の診療所が開業するという例を業務中でも見かけていますので、本当に少しずつかもしれませんが、今回の診療報酬改定は、そのような変化のきっかけを与えてくれているかもしれません。

 

さて、以前通っていた病院で「自閉症スペクトラム傾向」と診断を受けていたのですが、今回は時間が経ってしまっているので再度簡単な検査を受けた結果、当時と変わらず「自閉症スペクトラム傾向」、それもあくまで傾向程度、というものでした。

 

晴れてほぼ確定したところで、今までは支援者としての理解に関する本を読んでいたのですが、今になって「本人の視点」での本をいくつか読んでみました。

 

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どちらかというと私も「本人」じゃないかと思われるところが多数発見される

  

スルーできない脳―自閉は情報の便秘です

 

文中の「高解像度の脳」という言葉が響きました。

どうでもいい部分はテキトーに記憶したり想像したりいいところを、やたらリアルに脳内再現してしまうことによって、激しく疲れたり、過敏になってしまったり、他の部分にリソースを使えなくなってしまうことがあると解説されていました。

 

opami-newtype.hatenablog.com

 

先日のコレは、もしかしたら文字で伝えられていることをわざわざYouTubeの動画再生みたいに勝手に脳内でリアルにしてしまうことで起こっていることかもしれません。

ワイドショーなんかではわざわざ棒人間みたいなのを使ってボードで表現してくれてるのに、リアルな人間に置き換えてしまっていたりします。

そうかそれもこっち方面の人の脳のクセなんですね。

 

 

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こちらもニキ・リンコさん関連。

こちらは対談形式で、同じ自閉症傾向の方でも、同じような部分もあれば全く違う部分もあって、一律に「自閉症の人への対応は云々」と決めつけちゃいけないことがわかります。

雨が痛いとか洋服のタグが痛いとかはよくあるようですが私はあまり気にしていませんでした。

でもハイネックのセーターが嫌でいつも首を伸ばして着ていたので、これはおそらくそれのひとつでしょう。

 

 

あたし研究

 

こちらは、育児相談などでお世話になった勝間塾の方にご紹介いただきました。

挿絵がとてもかわいくて読みやすく、これは長男本人も字を読むのが苦痛じゃなくなったら読んでもらいたいなーと思いました。

むしろ、本を読むことに抵抗がない次男たちに「お兄ちゃん理解」として読んでもらう方が先になるかも、と思えました。

 

さて今日の長男は、

「支援級の先生にどうしても自分が夜中に一生懸命書いた『銃の種類一覧』を読んでほしいんだ!」

と変な意気込み方で学校に行きました。

物騒な人です。

長男は私にも銃の種類や特徴を教えてくれるんですが、

「ごめんね私は剣と魔法派なんだわ」

と、どこのSAOだ、みたいな会話をしています。