不登校小学生のカーチャン奮闘記~悩まず、焦らず、落ち込まず、人生楽しんでる記録~

こどもの発達障害や不登校にまつわる思いや情報共有を中心に、仕事に趣味に、悩みに縛られない日々を楽しむ私を切り取っていきます。

桜の季節に鬼が来る!春になると学校が「賽の河原」に見える

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長男だけでなく、私も春の新生活がユウウツです。

自分の4/2はめんどくさ!と思いながらも大丈夫なんですけどね。

 

長男の春休み中は、子供が家にいることが普通なので、誰も長男のことについてあれこれ連絡をしてこない日が続きました。おだやかな日々でした。

 

そして4/6の始業式。

予想通り行かなかった長男について、周りがざわつきはじめます。

長男本人はお休みが続きますが、私のおだやかな春休みは終わってしまいました。

 

子供の頃から当たり前のように受け入れていた学校という場所。

長男というフィルターを通して、やっぱり難しいなと思う部分が見えてきます。

  

新学年は復帰のタイミングだと勝手に思われている

 

よく、新学年に上がるタイミングが学校復帰のきっかけになったという話を聞きます。

そういう部分で勝手に大人たちが「心機一転」だとか理由をつけて本人に期待をかけることも多いと思います。

 

確かに担任の先生やクラスの誰かとのトラブルが原因とはっきりわかっていたら、学校に一定の配慮があればそれを取り払ってもらうことによって復帰することもできるでしょう。

 

でも、多分「復帰できる」要因の方が少ないくらいじゃないでしょうか?

 

本人の中でさえ漠然としている不安は新学年だからといって解消されるわけでもなく、むしろ戻ったらクラスメンバーが新しくなっているだとか、学年が上がって勉強についていけるかだとか、漠然とした不安が増す子の方が多いでしょう。心機一転なんかより、安住の地が欲しいのが彼らの気質です。

 

うちの長男のように、原因の一つが割とはっきりしていても、上級生が原因という場合は、その原因の子の学年が卒業するまでは不安が消えません。あちらにはあちらの義務教育と教育を受ける権利が最低保証される場が公立学校なので、出て行けとも言えませんからね。

 

良くも悪くも、全部リセット

話の通じない担任とオサラバできるのもこの時期ですが、前学年のときに理解を得て配慮をしてくれた担任だった場合やその他の先生とのつながりを作っていたところを強制リセットされるのもこの時期。

そして、それが告げられるのは大人の事情で必ず「始業式後」なのです。

当然担任が変わるのは想定内でしたが、今回、ずっと給食登校を支えてくれた支援級の先生(主幹教諭にあたる先生)が他校へ異動してしまいました。3月末の時点で普通に来年度以降の話をしていたにもかかわらず、です。

なので前年度にしていた給食登校のオペレーションを知る人が学校にいなくなってしまいました。(前学年の担任は登校の事実までしかタッチしていません)

こんなレベルの一大事でも、私が知ったのが始業式後なのです。

始業式の前に電話をし、その先生の名前を出して「連絡をください」と言った時点ではなにも告げられず(伝えますと言われました)、夕方までに連絡がなかったのでこちらから問い合わせをしたら、ここで初めて異動したと告げられました。

 

正直に言って、こちらのたっての希望でコンタクトを取ってるわけでもないので、やる気失くします。

 

夕方プリントなどを取りに学校に行くと、支援級の新しい担当だということで、若い男の先生を紹介されました。いい人そうですが、恐ろしいまでに「手さぐり感」が伝わってきます。

 

長男がこの先生に顔を見せ、ある程度話ができるまで、崩されたブロックを再び積み上げるような作業が始まります。

でもそれも1年後にはどうなるかわかりません。だったらやる必要あんの?とさえ思います。

 

でも学校は学校の理屈でそれを求めるし、自分が積まない外野もそれを求めます。

賽の河原です。

桜舞い散る中、私たちが積んだ石を鬼が毎年一回やってきて壊します。

 

これがホントの「鬼と桜」ですな。

(知ってる一部の人だけニヤニヤしてください)

 


PIERROT - 鬼と桜