「地域の民度」、発達障害の子にとって治安は重要な問題です:発達障害からみた地域格差
前回の記事はこちら。
☆子どもの発達障害を診る児童精神科はただでさえ少ない
☆そのうえそもそも病院がない、という地域がある
☆その結果、子どもの発達について安心して相談できる医者が見つからないまま、苦しむ親子がいる
さて今回は。
ぶっちゃけ、地域の民度だって差がありますよね
「民度が低い」とは・・・
民度が低いとはどういう意味?民度が低い人あるあると特徴(みんなのおかねドットコム)
こちらでは、民度が低い人の特徴として
- マナーが守れない
- 争いが絶えない
- 挨拶をしない
- 身だしなみが乱れている
- 金使いが荒い
- 他者に対する尊敬の念がない
- 自分勝手
- 目先の利益しか考えない
- 責任感がない
- 同じレベルの人間としか付き合わない
といったものがあげられています。
思いっきり平たく言えば、
『治安が悪い』
『ヤンキーやチンピラまがいのやつが多い』
といえば分かりやすいかもしれません。
これは個人レベルでの話ですが、
「同じレベルの人間としか付き合わない」
人間が集まれば、その地域全体に影響しますよね?
なので、いくら綺麗事を言っても、地域の民度の格差は存在すると、私は思います。
貧困地域ほど「酒とタバコ」のゴミが多い 金持ち地域に多いゴミは健康器具(プレジデントオンライン)
「その地域のゴミをみれば、住民の質がわかる」。ゴミ収集会社で働くお笑い芸人の滝沢秀一さんは、そう力説する。たとえば貧困地域に多いのは、酒とタバコのゴミ。一方、金持ち地域に多いゴミは健康器具。また、ゴミ出しのマナーなどにも、その傾向はあらわれているという。
※以上、記事抜粋。
流石に収集する立場ではないので自分の居住地のゴミの内容を逐一確認はしていませんが、このような事実は確実に存在すると思います。
酒やタバコが全くないとは言えないでしょうが、セレブ層のほうが健康に意識が向きやすいと言われていますし、ゴミや環境問題に関するリテラシーも当然余裕のある層の方が高くなる傾向にあるでしょう。
そして、それらはいろんな場所にいるのではなく、ある程度集合するものだと思います。
少なくともそれは「地価」で反映されてくるし、もしお金に余裕のある人間が情報不足が理由で荒れた地域に住んでしまったら、お金に余裕があるので、さっさとよりよい地域を探しなおして逃げるからです。
結局、そういう地域にしか住めない人間だけが残る、ということです。
金銭的な貧困が必ずしも地域の治安やヤンキーの数に影響するとは限りませんが、余裕のない人、様々な情報に接する機会が少ない人、というのは視野が狭く、物事に対するリテラシーも低くなりがちだし、そういう人同士で集まりやすくなるのは体感でわかる方も多いと思います。
以上、ここまで一般論的な内容ですが、長くなりそうなのでいったん切って、次回は
『民度の違いで、うちの子のような存在がどう扱われるか』
という、具体的事例に続けることにします。
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