発達障害からみた地域格差が大きすぎる問題
うちの長男くんは、しばらく給食登校を続けてできています。
彼は転校を2度経験しています。
しかしこれは、親の転勤というような不可避な事情ではありません。
最初の転校は「日中の保護をお願いしていたおばあちゃんの病気」という避けられない事情でしたが、2つの自治体の学校を経験してその大きな格差を突きつけられ、一度は離れた元の学校に戻ってきたのです。
このために引っ越しをしたり、下の子も保育園を転園するため少しの間待機児童状態を経験したり、ほんの3年弱の間に様々な荒波を越えました。
個人の中でもこんなふうに混乱することもありますが、例えば同じ「不登校の悩み」を抱える方同士が話しても、なんだか噛み合わない、ということもよくあります。
それはひとりひとりの思考の差だけでなく、その地域や学校での対応の格差が問題になっているのではないでしょうか。
このあと数回にわたって、発達障害傾向で学校という場所が合わない子の母、という目線での地域の格差についてお話ししていきます。